2019年10月30日

起床。今日は晴れるらしいが、朝はグッと寒くなった。寒くなると起きるのが億劫になるのだが、何とか起きた。さあ、これから一日、何をしようか。

 

何となく一日を過ごして思った事は、自分がとてもツマラナイ人間になっているな…という事だった。

 

依頼された絵を、普段聴きもしないジャズを流しながら描き進めていたのだけど、ジャズという音楽は、とても面白い。正しく演奏する事が正義ではなく、いかにアドリブを入れて観客を楽しませるか、そして演奏者も楽しめるかが鍵だと思うのだけど、この音楽は、マジメな人ほど融通がきかないジャンルなのではないかと。「遊び」の要素がとても多く含まれていて、元のメロディをかなり外して演奏しているものもあり、とても面白い。それでもギリギリのところでルールが存在している感じもする。ノイズの様な音は限りなく少なく、外していながらも成立しているのが不思議だ。

 

どうも最近の自分はマニュアルに頼りがちなところがあり、外す事やワザとズレる事を恐れているフシがある。これはとてもツマラナイ。オリジナリティの欠片もなく、他者の語っている事に依存している感がある。つまり、自分自身で判断せず、他者に判断を委ねている。安全かもしれないが、面白くはない。潜在的に不確定要素を排除しているのだと思う。

 

昔はもう少しリスクを取る事ができていたと思うのだけど、年齢を重ねる事により、冒険をしなくなっている自分に気付いた。それをジャズが気付かせてくれた。だから毎日が平凡で面白みに欠けるものになっていたのだな、と。足りないのは「不確定要素」であり、「遊び」であり、「リスク」なのだと。

 

これらの要素をどの様にして生活に組み込むか。いきなり大きいリスクを取る事は流石に勇気がいるので、本当に小さいものから始めてみようと思う。そこから少しずつ無茶な要素を足して行き、自分を面白くする。面白がらせる。これは第三者を喜ばせる為に行うのではなく、あくまで自分自身を喜ばせる為だけに行うプロジェクトだ。なので世間の目は気にせず、尺度はあくまで自分自身。どれだけ健全なおフザケができるのか。それを少しずつ追求し、昔の少し面白かった頃くらいまで戻し、将来的には面白さを倍増させる。ツマラナイ空気を打破するのだ。とりあえず走るわ。

 

まだ右膝はパーフェクトではない…と言うか、今後、この痛みと折り合いを付けながら走る必要があるのかもしれない。完治させる事を目標にはするけど、ソレを気にして走るのを諦めるくらいなら、脳をダマして痛みをガードしながら走る方がいい。そう簡単に人間はぶっ壊れない。下手に動かさない期間を延長すると、弱くなる。自分はその様に考えている。なので様子を見ながらも、走る事を選択する。そうでないとシューズを楽しむ事もできなくなるし。