2020年6月26日

起床。今日の天気予報は微妙だ。今週は自転車で通勤する事ができていないので、そろそろ乗りたいのだが、ギャンブルはしたくない。迷う。

 

今日の昼、上司にしこたま怒られた。身に覚えのない事柄で怒られた。「今度やったらクビだからな」とまで言われた。その後に行われたスタッフミーティングの場でも言われた。クビか…別にいいのかもかしれないな。そんな風に思った。お金のためだけに働くのはもうイヤだし、過去に坊主頭にしただけで怒られたのがいまだに意味が理解できないし、職場の患者に対する方向性に自分はフィットしないし。そのフィットしない方向性に嫌々合わせていたのだが、どうもソレに対する抵抗感が、自分の知らない間に発現していたっぽい。それに対しての怒りだった模様。最後通告が出された訳だが、いいかげん坊主頭…と言うかスキンヘッドにしたいし、イヤな事であってもお金のために働いて生き長らえるくらいなら、収入がなくても自分のやりたい事をガツガツやってのたれ死んだ方がいい様な気もしているし。そんな気分で帰宅の電車に乗車中、『婦人口論』のネット記事でピースの又吉直樹のインタビュー記事を読み、ちょっと気分がよくなった…と言うか、色々な気付きを得る事ができ、「又吉…イヤ又吉さん!ありがとう!」と言いたくなった。周囲の承認を得るためにイヤな事をやるくらいなら、たとえ認められなくても自分の好きな事をやった方がいい…又吉氏インタビュー記事を読んで、自分はその様に解釈した。そりゃあ芥川賞を受賞している訳だから、世間に認められていて、その上で好きな様に自分の作品を発表する場があるのだから、そんな風に考えると一度は認められて一定の評価を得ないと好きな事を自由に行う権利は得られないのかもしれないけど、それはソレ。そもそも、生きているうちに本当に自分がやりたい事というものを考えた時、基本的には低俗なものしか思い浮かばないし、高尚な事柄なんて全く思い付かない。世のため人のため…といったスローガンはウンコだ。そんな事より「作りたいプラモデルが沢山ある」「読みたい本が沢山ある」「行きたい場所が沢山ある」といった事柄を、片っ端から消化していきたいのだ。「そんな事であれば嫌な仕事を行いながらでもできるじゃねえか」と言われそうだが、そんな嫌な仕事に結構な時間を浪費させられている事実が顕在化している今、そして自分の寿命の残り時間を概算した時に、やりたい事を本当に消化できるのかと思案すると、たぶんできない。有給休暇というシステムが今の職場には皆無なので、泊まりがけで行きたい場所に行く事も不可能。お金というメリットがあるかもしれないが、時間の消費というデメリットの方が勝る。なので、ワザとクビになる行為を実行し、自身の野望を達成するための時間を得るのは結構悪くない選択の様に思えるのだ。しかも身に覚えのない行為での上司の怒りなので、今の自分に反省する気分なんてものは存在しない。形式上での謝罪は行ったが、この文章を書いていても不可解としか言い様のない出来事故、釈然とはしないが自身の中に怒りはない。クビになるメリットだけが頭の中に思い浮かぶ。幸いにしてハンターカブを購入するくらいの余裕もある。色々とアウトドアギアも買った。クビになってハンターカブに乗って国内の様々な土地に脚を運ぶのも悪くはない。自分の中にある世界が狭い事を、自分はよく知っている。日本という小さい国の事を、自分はよく知らない。本州以外の土地へ行った経験が、高校生の時の修学旅行で行った北海道くらいしかない。死ぬまでに、自分の知らない日本をもっと見ておきたい。それを叶えてくれそうなのが自動二輪の免許であり、ハンターカブなのだ。クビはチャンスになるかもしれない。最後通告?…上等である。明日もとりあえずはいつも通りに働くよ仕方がないから。しかし、自分の残り時間は自分のために使う。他者の喜びが自分の喜び…なんつー聖人君子の様な事、自分には言えません。患者の健康が自身の幸せ…などとも思いません。手段と目的が逆転している患者の存在はハッキリと「悪である」と自分は宣言しよう。だから日本の医療費は高騰し続ける。そんな業界からは距離を置いた方がいいと考えていた頃合いでもあるし。今年は自身にとって、変化のある年としたい。ネガであろうがポジであろうが。眠いからもう寝る。